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凛野ミキ(厘のミキ)

凛野ミキの世界④-「家畜」編-

 

とりあえず凛野ミキ特集はこれで一旦〆とします。

 

最後にとりあげるのは、

ピカピカ家畜 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Book ピカピカ家畜 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

著者:厘の ミキ
販売元:一迅社
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さすが、「ピカピカ」というだけあって、

表紙がキラキラ仕様ですw レアだよレア!!(笑)

 

さて内容はというと、 

異世界につれてこられて突然家畜にされた少女マハネと、家畜に養ってもらわなければ生きていけないご飼い主様キュウ。家畜と飼い主の理想の関係を求めるキュウと、異世界から逃げ出そうとがんばるマハネ。そんな二人とちょっと奇妙な異世界の住人たちが織りなす悪ふざけファンタジー(帯より)

 

作者コメントにも「ちなみにペットでも奴隷でもなく家畜ですよ」と書かれていますが、ヒロインであるマハネは首輪をつけられ(しかもこの首輪の特殊能力のため飼い主さまの言うことを聞かざるを得ないsweat02)、散歩のときには鎖につながれ、なおかつご飼い主様の食事を調達するために、狩りにいかされたりします。愛玩用ではなく実用ですし、しかも人間扱いされてないから「家畜」というわけ(^^;)

ちなみに、マハネが迷い込んだこの異世界は、「ターミナル」と呼ばれる「死に損ない(ネアデス)」が集まる境界線の世界(=臨死の場)。そしてキュウたち異世界の住人はここに集まるネアデスを家畜化して自分達に使役させています。

しかもキュウの主食はこのネアデスにトドメを刺す(つまり死にきれない魂を死なせてあげる)ことで手に入るキャンデー(倒されたネアデスが変化。おかげで残酷描写にならずにすんでいます)なので、ご主人様を養うためにマハネは日々ネアデス狩りを続け(=引導を渡し続け)ねばならないのです。

 

……とこう書くと何だか相変わらずの猟奇作品wのようですし、まぁ若干そういう要素も相変わらずあるのですが(;^_^A でも全体的には軽快なコメディ作品に仕上がっています。

 

080912_213201 何と言っても、

ヒロイン・マハネが可愛い!!(≧▽≦)

このイラストだけ見ると、いかにもな可愛い系の少女漫画ヒロインに見えますが、さにあらず!

 

 

監禁され癖があり、誕生日から数えて78回目の誘拐(ってどんな設定なんだ(笑)初登場シーンではスーツケースに入れられてるし(゜ワ゜;))で、この世界に連れてこられたという彼女は、その可憐な容姿からは想像もできないほど実にタフで勝ち気、どんな時でも弱音を吐かず、いつでも元気いっぱいな女の子です。とても凛野キャラとは思えないほどw

 

080912_213601 自分を家畜化しようとするキュウに徹底的に刃向かい、好きがあれば逃げようとしますし、

 

080912_213501_2自分の欲求はガンガン主張します。

特に肉は大好きなようです(^皿^) 

 

 

 

 

 

080912_213301 特にしびれたのは、家畜なんだから皿の水を舐めろと言われたマハネが、最初はのどの渇きに負けて舌を伸ばしかけるのですが(これに萌えてしまう私はぶっちゃけ「ドS」です☆)そのあと皿を蹴り飛ばし、顔面に水をぶっかけて飲むというシーン☆ かっけえー゜+.(・∀・)゜+.゜

 

080912_213502 まぁそんなマハネも首輪の強制力で従順な家畜モードになっちゃったりするのですが、それはそれで可愛いからよし!!(*/ω\*)(←繰り返しますが私は基本「ドS」ですw)

 

 

ちなみに女子高生を誘拐、監禁して飼育するというと、映画「完全なる飼育」の原作となった「女子高生誘拐飼育事件」を思い出すのですが(読んだんかい( ゜A゜)っ彡☆。_。)イヤ面白ソウダッタシ)、

 

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この作品のご飼い主様である「キュウ」は別に、エロイ事が目的で女子高生のマハネを家畜化しているわけではなく、そもそも別に愛しているわけじゃありません(;^_^A 純粋に家畜がいなければ生きていけないのがその理由なわけで、

「俺は目に見えているものの存在しか信じないから。見ていないものが在るだなんて証明することは確実にできない。完全にできない。できないったらできない。俺は俺自身と俺の家畜しか信じない」

 

080913_235101_2 と真顔で言う、空虚な心の持ち主でもあります。なにせ声を出して笑うと言うことをしたこともなく、マハネの行動に思わず初めて笑ってしまったときには、笑い方がわからずお腹の痙攣に苦しんだりもしますしsweat01 

 

 

 

また、「いらなくなった」家畜たちに対しては恐ろしいほど冷淡で、実にあっさりと処分してしまいます(;´д`) そのくせ、飼い主として家畜から好かれるのは当然と考えていますし、自分の言うことを聞く家畜しか相手にしたことがないので、言うことを聞かないじゃじゃ馬のマハネをどう扱ったらいいかわからず困惑することもしばしば。

そうかと思うと、自分を養ってくれる「家畜」に関しては、ある意味、母親を慕う幼子のような信頼を寄せており、狩りにいったマハネを心配して、2日間も森の外でじっと待ってたりもします。基本的にはマハネを大切に扱おうとする優しいご飼い主様ですし。

こうして考えると、要するにこの人は、「世界との関わり方や人の愛し方がわからない大きな子供」なわけですね。そして、マハネはそんなキュウのことが次第に何だかほっておけなっていきます。まぁ好きあれば逃げようとはしますがw 今後話が進めば、「自主軟禁」ぽくなるのでしょうか?(;^_^A

 

あとこの作品に奥行きを与えているのが、マハネにはニアデスたちの抱える現世の記憶が垣間見えるという特殊能力があること。死に損ないであるニアデスたちには、それぞれ複雑な背景を持つものが多く、ここんとこは人の心の闇や痛みを描く凛野節が冴える部分であります。今のトコ抑え気味ですが、第6話のようにそれが中心になる話もあって、単なるコメディ作品では終わらないぜ!って感じです。 

 

というわけで、凛野さんの最新刊(初版発行の日付は2008/9/15(ってまだなってないじゃん(笑))「ピカピカ家畜」の紹介でしたが、ちなみにPNが「厘のミキ」に変わっています。

名前を変えて心機一転!、というのもあるのかもしれませんが、この作品は今までの凛野さんの陰惨な作風(笑)とは大きく変わり、絵柄もますます美麗かつ一般受けしそうなタッチになっていて、誰にでもお勧めできる娯楽作品となっています。まぁそこらはまだ一巻なんで今後どうなるかわかりませんが(;´д`)、でも続きが楽しみですshine

 

……以上、1週間全4回に渡り、凛野ミキ(厘のミキ)さんの特集をしてきました
(これで仲良しさんから借りた作品は全部(>_<) 「ピカピカ」は自分でも買おうかな♪)

が、

この1週間の間に「凛野ミキ(or厘のミキ)」の検索ワード

この「あそコロ♪」に来た方の数は、

なんとゼロ!!(>_<;)(苦笑)

面白い漫画家さんだと思うのになぁ……

まだまだマイナーですね(оωо`)

(ちなみに、仲良しさんに「これでじょしこうせいのアクセスとか増えるかなぁ?(´ω`)」とか聞いたら、「健全な思考の女子高生は好かないと思うよ(;´д`)」とか言われたしsweat01

 

今後このブログが少しでも

凛野さんの作品のファンを増やしてくれたら幸いです!!

 

(付記2010.6.30)

と、オチで書いたこの「凜野ミキ」シリーズが
今では結構なアクセスをたたきだしてくれています。
これからも凜野さんがんばってくださいね!゜+.(・∀・)゜+.゜

凛野ミキの世界③-「冥界」編

 

凛野ミキ特集第三回目です。

なんかこう毎回残虐描写がうんぬんとか描いてますので、

タイトルの「冥界編」というのを見て、またかよ……(;´д`)と思われたかもですが、

 

今回とりあげるのは、

冥界落語 (2) (あすかコミックスDX) Book 冥界落語 (2) (あすかコミックスDX)

著者:凛野 ミキ
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

うってかわってお気楽なドタバタギャグ作品です。

いやまぁ一部ご愛敬程度の残酷シーンはありますが☆地獄だし♪

 

しかしまぁ、

閻魔大王を主人公にした冥界コメディーshine

 

って何すかそれは?(゜ワ゜;)

 

って感じだと思うのですが、この閻魔大王はバカ・エロ・根性無し・怠け者という見事なまでのダメ男で、いつもその無責任さと悪ふざけで厄介事を引き起こしては、周囲に迷惑をかけまくります。

……というだけの話で、

内容ははっきり言ってまったくありません(笑)

 

そのかわり、登場キャラのたちっぷりは実に見事で、閻魔大王以外にもいわゆる「冥界の十王」たちが登場するのですが、

 

真面目なカタブツ君なのでいつも閻魔のおもちゃにされてるけど、キレたら誰よりも凶暴な二重人格の美少年・秦広王

当初は閻魔の教育係&お目付役としての突っ込み担当じいさんだったが、閻魔にいじられるうちにどんどんキャラが壊れていった「まだまだ現役」・都市王

一見物静かで女性と見まがう美貌の持ち主だが、いつも妖しげな研究をしている冥界一のマッドサイエンティスト・初江王

初江王の薬で外見だけ美幼児になったものの、中身はボケ老人(時々外見も戻るw)な宋帝王

自称閻魔のライバルで過去の怨み(300年前かくれんぼで閻魔に見つけてもらえず餓死寸前になった)を晴らすべく陰湿な復讐を繰り返す、でもホントは閻魔が大好きツンデレキャラの五道転輪王

 

……と、実に変態ぞろい個性豊か。

ハッキリいってこの中では閻魔が一番薄いです(笑) 大体、閻魔は騒動の引き金を引くだけで、あとはまるでビリヤードがごとく、閻魔が突いた玉(=ネタ)が、他のキャラたちに次々とぶつかりながら、ひたすら脱線していく……まぁ簡単にまとめればそういうお話です。

要は、くだらない事件が悪ノリを重ねつつ無軌道に転がっていく様を楽しむ話なわけで、ストーリーなんてどうでもいいんですよ。大体、オチすら毎回いい加減だもんなw

 

それにしても誰一人モデルになった冥界の十王と

キャラ的に全く関係がないというのが実に清々しいですね(笑)

凛野さん本人が「実は冥界のこと何も知りません」とか「本物の十王様方にお詫び申し上げます」とか書いてる始末ですw

それに最終巻(全3巻)まで行っても6人しか出てこず、後の4人は放置だしな(;^_^A

これも凛野さん曰く「これ以上増えたら収拾つかなくなりそうだったんで途中で諦めました」とのこと。

 

 

ちなみにこの作品は好評だったのか続編も作られました。

冥界噺 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Book 冥界噺 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

著者:凜野 ミキ
販売元:一迅社
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絵もより美麗になったのですが、話もこっちの方がさらに無軌道なものとなり、もはや何でもありの世界に突入していきます。

大体、基本ネタは閻魔の身体の一部が消失して(サボりすぎの罰)、それが騒ぎの発端となるというもので、なんかもうこう主人公が「閻魔大王」で、舞台が「冥界」であるという意味すらあんまし……(笑)

 

というわけで、閻魔大王の2巻でのセリフ

「進めるな戻るな広げるな/狭い狭いせまーいとこでおしゃべりだけで乗り切るんだ/過去はない未来もない今だけで息吹くんだよ/これ以上広げることは許さんぞ!」

が象徴するように、話はどんどんこじんまりとしたものになるのですが、  

 

その分、キャラの暴走はますます激しくなり、

 

特に都市王の壊れっぷりは凄まじいものがあります(゜ワ゜;)

あと、五道転輪王が「ウオーリーを探せ!」みたいになってるのが笑った。毎話どこかのコマにさりげなく隠れているのですが、一読ではどこにいるのか気が付かず、本気で読み直したものですw

 

そして待望の新キャラ、ジャスティス少年・五官王が登場しますが、

結局あとの3王は今回も放置かよ!!(O.O;)
(ちなみに変成王・平等王・太山王)

まぁ確かにこれ以上キャラ増やしたら収拾つかんわな、というぐらいのドタバタに終盤はなっていくので、仕方ないっちゃ仕方ないですが……(^^;)

 

……というわけで、残念ながら続編も2巻で終了してしまったのですが、作者にとってもお気に入りの作品のようなので、またいつか機会を改めて描いてもらいたなぁ゜+.(・∀・)゜+.゜

 

凛野さんはドロドロした病んだシリアスものを描いてもお上手ですが、こうしたコメディ方面にも優れた才能をお持ちの漫画家さんだと思います。キャラ同士のセリフ回しがとても上手だし、何より何でもありの突き抜けたギャグセンス(主として悪ノリとブラックユーモアではありますが(^^;))が実に魅力的です。

また続編の「冥界噺」なんかは絵も綺麗だし、キャラも美形揃いだし、残虐描写は控え目だしw、これなら充分一般受けすると思いますshine

 

まぁその後で他の作品に進んで、そのあまりのギャップに衝撃を受けても責任は負いかねますが……(;´д`)

 

 

凛野ミキの世界②-「光」編-

凛野ミキ特集第二回目です。

 

今回取り上げるのは、現時点での彼女の唯一の

シリアス長編作品(全4巻)である,「光」です。

 

光 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Book 光 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

著者:凛野 ミキ
販売元:一迅社
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突然身体に星を司る痣ができたことで

運命を狂わされる若者達の物語--

 

星の痣は「惑星」「星座」の二種類、「惑星」は「星座」を支配し

(たとえば「土星」の支配下星座は「射手座」と「魚座」という感じでし)、

「星座」は「惑星」を守護する(=他の「惑星」を倒す)ための

特殊能力を持ち、どんな理由であれ「星座」が死ぬと

その能力はその「支配惑星」に受け継がれる。

 

36時間周期で訪れる「コンジャクション」と呼ばれる時間の停止。

この止まった時間の中を動けるのは、星の痣を持つもののみで、

再び時を動き出させるためには、誰かを一人倒すしかない。

そしてその闘いは、最後に一つの「惑星」が残るまで続く……

 

……というと何だかこれすっごく

ジャンプの超能力バトル漫画みたいですが、

 

ところがこれが実はちっとも

バトルらしいバトルにならないw

 

お話の中心になるのは「惑星」の宿命を持つ7人の若者達ですが、

この7人が予想に反して2巻前半であっさりと集結します(笑)

 

ですが、せっかく巡り会ったのに、この連中が全然お互いに

戦い合おうとしないんですよ!(;´д`)(笑)

 

まぁそりゃそうで、だって彼らはみなふつーの高校生なわけで

(……と呼ぶには、ことごとく歪んでるんですが(苦笑))

そりゃ高校生同士がいきなりお互い殺し合えと言われても、

まったく事情もわからないわけで、そりゃあムリだよなぁ……

むしろお互い助け合ってこのわけのわからない運命

乗り越えようとする有様!(>_<;) って良い事じゃないか(笑)

 

それに対し、「星座」には能力が発現するときに

同時に宿命の記憶が宿るため、基本好戦的です!

 

……でも、まともなキャラはごくごく一部で、

ほとんどが自分の宿命に押しつぶされて

頭おかしくなってますケドね!w

何気に主要キャラの「射手座」とか、痛すぎて怖い|゜Д゜))ガクガク

 

というわけで、「星座」が登場すれば、少しバトルが動くのですが、

ところがこれがまた前半にはほとんど出てこず(>_<;) 

 

後半には多分尺の都合もありバンバン出てくるのですが、

でもどっちかっていうとこいつら戦うためっていうより、

「惑星」に殺されるために

登場するような連中ばっかりなんだよなぁ(苦笑)

 

要するに「星座」って「惑星」の連中の苦悩を深めたり、

彼らの秘めた狂気を浮き彫りにするための

コマみたいな印象なんですよ!(;´д`)

 

そうなのです。この話は要するにバトル漫画などではなく、

7人の「惑星」の若者たちを主人公にして、それぞれの

歪みと狂気を描くことが目的の群像劇なのですね。

 

このSFバトル漫画チックな設は、

あくまで彼らを非日常的な極限状態に置くためのもの

なのですから、そりゃあ

ジャンプ漫画とは似て非なるもの

になるのは当然だよなー(^^;)

 

……でも残念ながら、この作品は 

そのジャンプ漫画のような壮絶な打ち切りを

くらってしまいまして(>_<;)

(作中の残虐描写や嫌悪描写があまりにハードすぎて、
読者(基本女の子)がドン引きしたのが原因らしいのですが……)

 

ストーリー的にはホント残念としかいいようのない

中途半端さで終わってしまうのですが、

(張り巡らされた意味深な伏線はことごとく意味不明で終わりますsweat02

まぁでも本題とは関係ないっちゃ無いんだよね。

 

だって最後の辺にはすでにいい感じに

「惑星」達は頭おかしくなってますからw

そこから先のどう考えても救いようのない展開自体は、

まぁうん、むしろ、描かれなくても良かったのかも。

 ↓ネタバレなので伏せ字

話的には、このお話の唯一の良心であった「蟹座」がその力を奪いたい「月」に絞殺されたあたり(ここんとこのくだりはホント非道すぎるお話です(;´д`) それにしても「秋子祭り」ってタイトルセンスはすげぇよな)から歯車はおかしくなりはじめていましたし、そして「木星」によって「火星」の妹(「木星」が好きだった)が無惨にとどめをさされた段階で、避けようのない破局に向かって坂を転がりだしていますから……(・ω・`)

 

打ち切りでのストーリー的な不満があるとすれば、

おそらくこれから描かれる予定であったであろう、

「太陽」と「土星」の抱えているものが

そのせいでイマイチわかんなかったことかなぁ。

 

「太陽」はいわゆるバトルものの主人公っぽい

単純明快さを持ったキャラですが、

この歪んでいるものばかりの世界の中で

彼も歪んでないはずがなく(苦笑)

 

「自分の人生が他人事のように感じる」とか「友達がいなくて孤独」

ぐらいの描写はあったけど、そんだけじゃないよなぁ……(笑) 

ぜったいまだなんか隠してたはずだね! 病んでる系で!

 

そして「土星」の描かれてなさっぷりは

ヒドすぎるよ゜゜(´□`。)°゜(苦笑)

あれじゃあただの頭の弱い子だよ…… (O.O;)  

まぁ4巻で仲間の死体でごっこ遊びを始めたのは怖かったけど、

なんかムリヤリやばい子にされたようで不自然だったなぁ。

 

しかしまぁそれ以外の惑星達がみんな濃すぎるというか

キチ○イ揃いなので、充分ちゃ充分です。

 

「ボクはキミのことを想っていってるんだよ」が口癖で、

人から優しいと言われることに歓びを覚えるくせに、

自分の手を汚すことには極端に臆病な「水星」。

(「蠍座」がこいつにむかつく気持ちもわかるわぁ(-.-) ちなみに主人公格)

 

苦しい闘病生活を送ってきた過去から、

命の危険に対し病的に臆病で、

生き残るための努力と称して策をめぐらし、

星座を殺しまくる「木星」。

(ベビーフェイスにごまかされそうですが、こいつが一番くせ者ですな)

 

理想的な兄弟愛の妄想にとらわれ、

不治の病の妹の死を見たくないという

裏返せばエゴゆえに

「木星」と組んで凶行を重ねる「火星」。

(まぁ彼の行動原理は一番人間くさいっちゃ人間くさい(´ω`))

 

母親の歪んだ愛情のもと

自我のない「人形」として育てられた反動から、

自分の居場所をもとめてさまよう

ハードボイルド美女の「金星」。

(ある意味闘うヒロインって感じなのですが、初めて愛した「天秤座」
(「金星」の支配星座なので彼女に力を与えるべく自殺)の死を受け止めるために、
その亡骸をズタズタにし、最後には首を切り落とすサロメさん☆でもあります)

 

そしてなんかもう説明する次元を超えたsweat02

光 4 (4)    IDコミックス ZERO-SUMコミックス

本作最大の超S級ヤバイ人、

「月」こと本作のヒロイン秋子!(゜ワ゜;) 

 

いやもう彼女の怖さは読んでくれ!!

としか言いようが……(;´д`)

自分に自信がなく、常に周囲に怯えて生きていた彼女、

「水星」を愛し、その愛に依存することで

自分の存在意義を確かめていた彼女が、

力を得る中でどのように歪み、変貌していくか……

 

ああもうとにかく読んで!!(;´д`) 

もうホント怖いんだから!!

さすが「月」は狂気を司る星だよなぁ……と

再認識させられますよ|゜Д゜))ガクガク

 

どちらにせよ彼ら全員にほぼ共通しているものは、

「自分という存在の不確かさ」への怯え

「現実世界や他者への恐怖」

「強すぎる自意識」と「自らの価値への不信」の

 

ギャップが産む苦悩です。

 

特に主人公・水星とヒロイン・月のあり方はその典型です。

だから病的なまでに人に「優しい」と思われたかったり、

誰かを盲目に愛することで自分の存在を確かめたりしているのです。

でも、だからといってポジティブに何かをするということはできない。

そうして考えると、この作品は狂気の世界を描いているようで、

やはり一つの普遍的な青春劇なんだなと思います(´ω`)

 

そしてそんな彼らが、存在をかけての殺し合いという

極限状況におかれる中で、現実と向き合い成長していく…

 

それは血塗られた道ですし、幸せなこととも言えませんが、

彼らは運命を受け入れて生きることを選択したわけですし、

少なくとも現実と関わることに怯えていた姿は微塵もありません。

(その意味で、運命を受け入れきれずひたすら狂気に沈む「射手座」や、
殺し合いの運命をひたすら拒否して死んでいった「蟹座」とは好対照)

 

だからラストシーンでの主人公・水星とヒロイン・月の会話は、

そんな彼らの成長を象徴するかのようで、印象的ですね。

いかにもな打ち切られラストに見えますが、

これはこれで目的を果たしたと言えるのでしょう(оωо)

 

最後に「光」というタイトルについてですが、

「火星」妹が空の星を見上げてつぶやいた、

「あの光が欲しいって行ってみたら
ビルの窓よりも星のほうが辿り着くのはすっごく大変。
ここからは同じ光に見えるのに、大きいものは遠くにあるの」 

というセリフが一番それを象徴しているんだろうなぁと思いました。

 

病んだ作品ですし、正直救いようのない話だとも思うのですが、

でも彼らは彼らなりに「手に入らない遠くの光」を

つかみとろうと願って懸命に生きている、

そんな若者達の苦悩が哀しくも愛おしいです。

 

高河ゆんをして、

「気持ち悪い! 人間が。」と戦慄せしめた衝撃作。

グロ描写&病んでる系が苦手じゃなければ、是非ご一読を(´ω`)  

凛野ミキの世界①

 

みなさんは少女漫画家の凛野ミキさん(現:厘のミキ)をご存じでしょうか?

公式HP→http://rinno.pekori.jp/top.html

 

この夏休みに知り合いの現役女子高生である

通称:仲良しさんから何冊か貸してもらい、

「読んで面白かったらブログに書いてー(´ω`)」

とのミッションをいただきました。

 

さて、この凛野ミキさん。

絵柄はいわゆる腐女子ウケしそうなキャラがたくさん出てくる

美麗な感じshineなのですが、

正直作風は全然違って、何というかこう……

かーなーり病んでます(苦笑)

 

そして、何と言っても驚かされるのは、

その残虐描写の激しさ

もともとホラー畑出身なのですね(;´д`)

 

さて、最初に借してもらったのは、坂口安吾の名作

『桜の森の満開の下』を生誕100年記念で

漫画化したものなのですが、

 

一友社名作劇場1 桜の森の満開の下/夜長姫と耳男 Book 一友社名作劇場1 桜の森の満開の下/夜長姫と耳男

著者:凛野 ミキ,坂口 安吾,坂口 安吾
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もともとかなりエグイ殺戮場面の多い原作を

(ヒロインは暇つぶしに生首使ってでままごと遊びとかしますからね(;´д`))

もうホント、これでもか!!とばかりに描写しています。

 

原作をタイトルしか知らず、表紙みて

「きれー(*^_^*)☆」とか思って買った人はきっと

激しく後悔したんじゃないかなぁ……|゜Д゜))ガクガク

 

でもそれは単なる悪趣味ではなく、

そうした美しい絵柄と残虐描写のギャップがあるからこそ、

ヒロインの圧倒的な狂気と、それになすすべなく

のみこまれていく主人公のおののきが強調され、

「狂気の愛」の世界を美しくも妖しく描き出す

ことに成功しています。

 

ちなみに同時収録の「夜長姫と耳男」

(こちらは原作知らなかったsweat01)もテーマ性はほぼ同じなのですが、

こちらも夜長姫の無邪気な狂気が実に魅力的に描かれています。

原作も読んでみたくなったなぁ(´ω`)

 

二冊目に借りたのは、『時間・空間・人物』という

「自主軟禁」をテーマにしたオムニバス形式の短編集。

時間・空間・人物 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Book 時間・空間・人物 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

著者:凛野 ミキ
販売元:一迅社
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「誰も強制なんてしてない拘束、出られるのに出られない、出たいのに出たくない、そんな状態に陥ることに猛烈な愛を感じたので描いてみました」(作者あとがき)

 

まぁ「桜の森の……」ほどじゃないけど残虐描写もあるし

(ホ○描写もあるし(笑))、

登場人物はことごとく精神的に問題を抱えていますがsweat02

これは確かに愛の物語だなぁ。

歪んでますけどね(゜ワ゜;)

 

特にお気に入りには「復讐の巻」で、

 

最愛の彼女を少年に惨殺された主人公が、

その少年を「復讐のために」軟禁。

だが奇妙なことに主人公は少年をひどく扱うどころか、

まるで恋人であるかのように(男同士ですが)

いたれりつくせりでもてなします。

 

主人公の真意をはかりかねて戸惑う少年。

だが主人公は笑顔で「復讐だから」と言うばかり。

施設で育って愛を知らず、少年院での生活を繰り返す中で

自暴自棄になっていた少年は、

そんな中いつしか主人公に心惹かれていきます(男同士ですが)

 

ですが主人公は優しいだけではなく、

まるでそんな少年をいたぶるかのように、

包丁を買ってみせつけてみたり、急に冷たくしてみたり、

精神的に追いつめたりしてみたり、と狂気をかいまみせていきます。

 

そんな主人公のアメとムチに翻弄される少年。

逃げたくても逃げられない。逃げられるけど逃げたくない。

そんな異常な心理の中で、いつしか二人は結ばれる

(しつこいですが男同士ですsweat02のですが……

 

後はネタバレなので書きませんが、

最後に明かされる主人公の復讐の正体に愕然とさせられつつも、

非常に切ない読後感を残して物語は終わります。

凄絶ながらも哀しい愛の物語ですよ(-∀-。)泣けるで……

 

というわけでなかなか魅力的な漫画家さんだと思いましたので、

ほかのも貸してもらうことにしました゜+.(・∀・)゜+.゜

今後、何回かに分けて紹介しますので、

興味がわいた方は読んでみてくださいね☆

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