2つのピエタ
日本では単なるお祭り騒ぎですし、何だかカップルのためのイベントという側面も強いクリスマスですが、本来はキリストの誕生日であります(´ω`)
というわけで、
今日はちょっとアートな記事をきどってみました(笑)
ルネッサンスを代表する偉大な芸術家ミケランジェロ。
システィナ礼拝堂の「最後の審判」など画家としても有名ですが、
本人としては彫刻家であることを誇りにしていたようです。
ダビデ像とか有名ですよね☆
そんな彼の代表的な作品の一つに、「ピエタ」があります。
「ピエタ」とは「悲しみの聖母」。つまり、磔刑に処せられたのちに十字架から降ろされたキリストの亡骸を抱く聖母マリアをモチーフとした宗教画や彫刻をさします。
ミケランジェロはその「ピエタ」を生涯4作作っています。
私は8年前、新婚旅行でギリシア・イタリアに行ったのですが、
イタリアでミケランジェロのピエタのうち、2作品を観る機会に恵まれました。
まずは、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂にある第一作目の「ピエタ」。
完璧な芸術作品という印象です
゜+.(・∀・)゜+.゜
そもそもこの大聖堂はさすがカトリックの総本山だけあって、神気!とでも言うべき荘厳な雰囲気に夫婦そろって圧倒されたのをよく覚えています。
クリスチャンなら一度は来たいとこなんだろうなぁ。バリバリの仏教徒ですが(;^_^A
ちなみに、このピエタはあまりに美しすぎて(当時からマリア様が若すぎるという突っ込みも入っているようですが(苦笑))人をおかしくさせるのか、何回も暴漢に壊されたようで(--;)、ガラスケースでの展示となっております。
でも、確かにバチカンのピエタは美しいですが、
本当に心打たれたのは、ミラノで観た「ロンダニーニのピエタ」。
ミケランジェロの遺作となった作品で、腰が曲って頭を上げることすらままならず、さらには視力を失いながらも手探りで鑿を振るい、死の三日前まで制作を続けたと伝えられています。
像自体は未完成なので、「バチカンのピエタ」と比べると(特に写真で観ただけでは)何これ?(-∀-)という印象を受けるかもですが、
これはスゴイ作品ですよ(´;ω;`)
なんというかですね、「オーラ」があると言えばいいんですかね、スフォルチェスコ城という古城に置かれているのですが、母子の一体化した姿に胸打たれました゜゜(´□`。)°゜ いやね、マリアがキリストを抱いているハズなのですが、何だかキリストが悲しむマリアをおぶっているようにも見えるのですよ。
未完成なので一見ひどくみすぼらしく見えるのですが、でもだからこそ儚げで、悲しげで、そして母子の愛情に満ちていて(´・ω・`)
「バチカンのピエタ」から60年、死を前にしたミケランジェロは一体何を感じながら鑿をふるっていたのでしょうか……興味深いところです。
この「ロンダニーニのピエタ」は、ツアー旅行の最終日の自由行程の時に観たのですが、時間に厳格な奥さんを「もう一度だけ観させて欲しい(´;ω;`)」と何とか説得して、出口から一人、ダッシュで戻って二回目を観ました。
とりあえずこれだけ胸打たれた作品には今まで巡り会ったことはありません。
母孝行がしたくなって、日本に帰るやいなや電話したぐらいですよ(笑)
誰もが私のような感想を抱くかどうかはわかりませんが、
イタリアに行かれた際には、「バチカンのピエタ」だけでなく、
こちらのピエタも是非、ご鑑賞くださいね゜+.(・∀・)゜+.゜
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