『南極点のピアピア動画』（野尻抱介）

『南極点のピアピア動画』（野尻抱介）

読みました！（≧▽≦）

ぶっちゃけ表紙買いだったのデスが（笑）

すっごく良かったよ！　何て言うかこう

胸熱だった！！（＞＜）

表紙のイラスト（なんとKEIさん！）でわかる通り

この話は「初音ミク」をモチーフにした

架空のボーカロイド「小隅（こずみ）レイ」を軸に

ニコニコ動画もといピアピア動画に集う

熱い男達（女子含む）を描いた連作なのデスが、

ただこの作品を表紙だけでラノベと思ったら大間違い！

内容的にはこれかなり正当派のSFですよ！

まぁなにせハヤカワ文庫だもんな！Σ(･ω･)

なので正直言えばド文系であるボクにはこの話の

科学技術的な部分はさっぱりなのだケド(Φ∀Φ)（笑）

でもこの作品の登場人物たちの生き様にはしびれるね！

損得とかじゃなく、ただ「面白いから」だけを理由に

無駄なことに情熱を傾けられるって素敵だと思うもの！　

「伊達と酔狂」は大好物デスよ！（≧▽≦）（笑）

なお、ここら辺は『銀河英雄伝説』（田中芳樹）の影響大デス。

あと作者さんの「小隅レイ（初音ミク）」という存在への想いが

もう全編からひしひし伝わってきて、これにもしびれたよ！（＞＜）

「人間じゃないものが人気者になると、みんな幸せになる、ってのが、小隅レイのヒットでわかったことなんだ」
　後藤が言った。
「レイを使えば、それまで聴いてもらえなかった曲が聴いてもらえる。見てもらえなかったイラストが見てもらえる。レイの人気をみんなが共有できるわけさ。自分がヒットを出せば、レイの人気にも貢献するから、みんな喜ぶ。僕らもそうなった。バーチャルアイドルを核として、ひとつのユートピアができてるんだ」
　ユートピアという言葉を聞いたのは久しぶりだ、と中野は思った。死語だと思っていたが、音楽合成テクノロジーがその概念を甦らせたのかもしれない。
「……レイ様まじ天使、だな」（P１８５～１８６）　

ここのくだりとか良いよね♪(´ω`)

そうなんだよなーボクは何より「初音ミク」を通して

眠れる才能がたくさん開花し、そしてつながっていく

というこのムーブメントのあり方がとても好きなんだよ！

「東方Project」が好きなのも突き詰めれば同じ理由ー

大げさに言えば「夢見た未来がここにある」って感じ！

そしてこうしてブログの記事に書くことで

ボクも「初音ミク」という巨大なムーブメントに参加できてる

そのことがとてもとても嬉しくて、もうホント

ミクさんマジ天使だよね！（≧▽≦）（笑）　

なお、最終話の「星間文明とピアピア動画」は、

いわゆる「ファーストコンタクト」ものとしても

とても良くできていて、すごく面白いんだケド、

ラストにとんでもない不意打ちが待ってて

不覚にも泣かされちゃったよ！(;´д⊂)

いや泣いたと言っても悲しい系じゃなくて

感動系だから安心して読んで！（＞＜）

ネットと宇宙の清く正しい未来の姿を描いたこの作品、

SFは苦手……という人も「初音ミク」好きなら

ぜひチャレンジして欲しいデス！ヽ(=´▽｀=)ノ

あ、もちろんSF作品としてもお勧めデスからね！！

PS

なお、劇中で小隅レイが歌う「雲を泳ぐ」は

実際に初音ミクで曲がつけられて

ニコ動にUPされています★

http://www.nicovideo.jp/watch/sm14839871　　

雄大な感じでなかなか素敵な曲デスよ♪(´ω`)

PS２

あと、この作品には「ピアピア動画」だけじゃなく

コンビニ「ハミングマート」略して「ハミマ」（笑）も

重要な位置づけで登場するのデスが、

もともと「ボカロでファミマ入店音」というネタがあるのよｗ
http://www.youtube.com/watch?v=kX6cDAn8e-Y　

そんな中、本家「ファミマ」で何と

初音ミクの一番くじが！Σ(・ω・)

ファミマ店員服Verの初音ミク

か、可愛いな！（〃'ω'）

……でも一回８００円ってのは

いくら何でもあこぎすぎやしないかい？（;´_`;）（苦笑）