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『退魔光剣シェルザード!』第六章その7

『退魔光剣シェルザード!』第六章その7!

 

激闘の末、《幻魔竜》を倒したジークたちの前で、

ついにそのベールをぬぐ退魔光剣シェルザード!

《神の右手》と呼ばれる剣の秘密とは??

 

前回はこちら!
http://yuya2001.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-7299.html

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

      8

「う……ううん……」
 クリスが目を覚ましたのは、そのすぐ直後のことだった。
「あ……あれ? ボクはどうしてたのかな……?」
 キョロキョロと辺りを見回してみると、ヒョウもちょうど目を覚ましたらしく、眠たげな目をこすっている。
「……? あの死霊(リッチ)はどこに……?」
「うーん、ここにはもういないみたいだけど……?」
「邪悪な気は確かに消えていますね」
「でも、どうしてなんだろ??」
 二人ともアルカザールの呪文による悪夢を、何か怖い夢を見たような気がする、という程度にしか覚えていなかった。まぁその方が幸せだったと思うが、それもまたシェルザードの持つ浄化の光の影響であったことは、二人には知るよしもない。
 そんな二人の視界に映ったのは、ペンダントのようなものを片手に悄然と佇む《銀の聖女》の姿であった。

「目が覚めたのですね」
 《銀の聖女》は二人の視線に気付くと、そう言って振り向いた。その表情からは、アルカザールと闘っていた時のうつろな瞳や冷ややかな笑みはすっかり失われていたが、それもまた二人には知るよしもない。
「あのアルカザールとかいう死霊はどうなったの?」
「……私もついさっき目を覚ました所なので、よくはわからないのですが……」
 そう前置きして、《銀の聖女》は手にしたペンダントをかかげてみせた。
「ここにはまっていた《太陽石》が失われているところを見れば、恐らく私たちが眠らされている間に、シェルザードの力によってアルカザールは滅ぼされたのでしょう」
 《銀の聖女》はそう言うと、遠くを見るような目でペンダントを見つめる。
「このペンダントは五百年前、《太陽石》の探索に出かけるアルカザールに私があげたもの……いくらストーカーだったとは言え、彼にはちょっと気の毒なことをしましたね……」
 このペンダントに《太陽石》をはめて私にプレゼントしてくれたら、付き合ってあげてもいいわよ♪ そんな偽りの言葉に意気揚々と旅立っていった、まだ人間だった頃のアルカザールの姿を思い出しながら、《銀の聖女》は珍しく反省した様子だった。
「まぁ確かに男の純情を弄ぶのは感心しませんね」
「……って、おまえにだけは言われたく無いのぉ」
 うんうんと頷くヒョウに苦笑すると、まるで気持ちを切り替えるかのように、《銀の聖女》は元のニャーゴロの姿へと戻った。
「……そう言えば、ジークは!?」
 クリスはハッと気が付くと、空洞内を見回した。だがジークの姿はどこにも見あたらない。
「ど、どこ行っちゃったんだろ?」
 思わず不安になるクリスだったが、ふと前方の地面にまるで人型のような穴がうがたれているのに気が付いた。
「……もしかして??」
 慌てて駆け寄ると、そこにはうつぶせの状態で地中に深々とめりこみ、失神しているジークの姿があった。
「おーい、生きてるか?」
 ヒョウがガシガシと足蹴にしてみたが、ジークは軽くピクリと反応はするものの、一向に起きる気配は無かった。
「こりゃ、しばらくは起きそうもないね」
「でも、どうしてこんな格好してるんだろ?」
「まるで天井ぐらいの高さから、勢いよく地面に激突したみたいな様子ですけどね……おや?」
 ヒョウはふとジークの手にしたシェルザードに目をやった。
「どうしたの?」
「見てください。シェルザードが光っています」
「ホントだ……!」
 クリスはジークの右手でほのかな緑光を放つシェルザードを見て、目を丸くした。
「これは一体……?」
「でも何だかとってもきれい……☆」
 しばらく魅入られたようにシェルザードを見つめる二人だったが、そのとき、後ろから割り込んできたニャーゴロが、満足げな声をあげた。
「おお、これぞまさに《退魔光剣》! ついに甦ったか!」
「えっ?」
 キョトンとするクリスに、ニャーゴロが少し興奮した様子で続ける。
「見てみい、シェルザードの柄を! 《太陽石》がはまることで、シェルザードはついに完全に復活したのじゃ! 伝説の《神の右手》として……!」
 ニャーゴロの言葉通り、シェルザードの柄の部分には赤く輝く《太陽石》の姿があった。そして刀身全体を覆う美しい緑の光--それはまさにその名に相応しい光の剣であった。
 そして、一同がシェルザードに注目する中、ジークはゆっくりと目を覚ました。
「あ……あれ……? 俺は一体……??」
 ジークはずぼっと上体を地中から抜くと、ブルルとまるで犬のように頭を振って土を払った。
「ジーク、大丈夫?」
「おっ、おう……別にどうってことな……!」
 心配げにのぞき込んでくるクリスを見て、反射的にジークの顔が引きつった。
「どしたの? どこかケガしたの?」
「いや……ちょっと……な……」
 内容は幸い覚えていないものの、例の悪夢の後遺症で、可愛らしいクリスの顔のアップに、一瞬恐怖を感じてしまったジークだった。
「と、ところでヒョウ、あの骸骨野郎はどうした?」
 怪訝そうなクリスから目を背けると、ジークはそそくさと話題をそらしたが、ヒョウは答えない。
「ニャーゴロ……」
 しかしニャーゴロも同様だった。
 二人ともただ無言でこちらを見つめてくる。
「な、何だよ、ジロジロ見やがって!?」
「別に誰もお前なんか見ちゃいないさ。目に悪いぜ」
 いぶかしむジークに、素っ気なく答えるヒョウ。
「言ってくれるじゃねぇか。ぶった斬ってやろうか?」
 ジークが剣を振り上げた。同時に今度はクリスまで含めたみんなの顔が上を向く。
「見てるのはシェルザードだよ。今、お前が考え無しに振り上げている、な」
「シェルザードって……何を今更……?」
 戸惑いながらも、ジークもシェルザードに視線を移してみた。
「わっ、何だこりゃ!?」
 緑の光を放つ刀身を見て、驚いたジークは思わずシェルザードを放り出した。
 ガシャン、シェルザードが音を立てて地面に横になる。
「お、おい! 《神の右手》に何てことをするんじゃ!?」
「だ、だってよう……な、何かいつの間にか変な光が……」
 ニャーゴロに叱られて狼狽えるジークに、クリスは呆れたように言った。
「何言ってるのさ、ジークが甦らせたんでしょ? あれが本当のシェルザードなんだよ!」
「えっ、本当かよ!?」
「そうじゃ、あれこそが真の《退魔光剣》シェルザードの姿じゃ」
「…………」
 そう言われても何がどうしてこうなったのかまるで覚えていないが、ジークは今更のように自分の右手と、放り捨てられた聖剣を見比べた。
 そのとき、声がした。
〈いたたた……ひどいなぁ。いきなり放り投げるなんて。目が覚めちゃったじゃないですか!〉
 少しのよどみもない、ボーイソプラノである。
「へっ、今の誰だ?」
「え、知らないよ?」
 キョトンとするジーク達に向かって、再び高く澄んだ声がした。
〈やだなぁ。僕ですよ、僕〉
「まさか……」
 ジーク達は恐る恐る声のする方向に目をやった。  
 みんなの注目を一身にあびて、シェルザードは口を開いた。いや、口は無いので声を出したと言うべきであろうか。
〈どうも初めまして。シェルザードです。いたらないものですが、どうかよろしく〉
 シェルザードの柄の赤い太陽石が、いつの間にか青色に変色している。それはまるで深い湖のような--知性に輝く青だった。
〈あれっ?〉
 不意にシェルザードは戸惑ったように声をあげると、独りでにふわりと宙に浮き上がった。
〈か、身体が……身体が直ってる!? 凄い! いつの間に!?〉
 シェルザードはそのまま空中をぴょんぴょん跳ねるように飛び回った。どうやら喜んでいるらしい。
〈うう……嬉しいよぉ☆ 久しぶりの身体だぁ☆〉
 ひとしきり喜びを噛みしめると、シェルザードは唖然とし続けるジーク達の前で、くるりと切っ先を下に向けて静止した。
〈あなた達ですね、僕を直してくれたのは。どうもありがとうございました☆〉
 そして行儀良く深々とおじぎをする。
「お……おまえ……」
 やっとの思いでジークが口を開いた。
「しゃべれるのかよ!?」
〈はい、そりゃあもう何たってこれでも《神の右手》と呼ばれてますから。それぐらいどーってことはありません〉
 あっさりと言ってのけるシェルザード。
「でも、しゃべれるならしゃべれるで、何で今まで黙ってたの?」
 今度はクリスが尋ねる。
〈僕の意識は《太陽石》の中にありますから、刀身だけじゃムリですよ。それに今までは、そのー、寝てたもんですから……〉
「剣なのに寝るんだ!?」
〈そりゃあ剣だって『生き物』ですから! 眠りもすれば水だって飲みますよー。まぁ排泄はしないですけどね……あ、そう言えば今って何年です?〉
「聖王歴1079年ですよ」
 ヒョウが答えると、シェルザードは軽く驚いた様子で続けた。
〈……ってことは、また500年ぐらい寝てたのかぁ。あまりにも退屈だったからちょっと一眠りのつもりだったけど、随分寝ちゃったんだなぁ。それに身体の方なんか三千年ぶりだし……サビちゃってないかなぁ?〉
「な、なんて野郎だ……いや、剣か……」
 やたら呑気なシェルザードの様子に、ジークは疲れた顔でつぶやいた。
(なんか少し……っていうか大分、俺の描いていた超聖剣のイメージと違うんだが……)
 正直少し頭が痛い。
 そのとき、不意にシェルザードがいぶかしげな口調で尋ねてきた。
(ところで……あなた方が僕を復活させてくれたことには凄く感謝してますけど、一体僕に何の用なんですか? それに僕は何となく寝てる間に《召喚(サモン)》を受けたような気がするんだけど……夢だったのかなぁ?)
 首ならぬ柄を傾げるシェルザードに、それまでジーク達の背後に控えていたニャーゴロが姿を現して応えた。
「そのことならワシが説明しよう」
〈あ、誰かと思えばニャーゴロさんじゃないですか! うわぁ、懐かしいなぁ!〉
 嬉しそうに飛び跳ねるシェルザードに向かって、ニャーゴロいつに無く真剣な口調で語りかけた。
「シェルザードよ、単刀直入に言うぞぃ。今現在この地上には再び《闇》の魔の手が忍び寄っておる。このまま手をこまねいておれば、《竜の支配者(ドラゴン・マスター)》の脅威はじきにこの大陸全土を覆うであろう。ワシらがお主を甦らせたのは、奴らの持つ巨大な力に対抗するためじゃ」
 ニャーゴロの口調が熱を帯びる。
「シェルザードよ、邪悪なる《竜の支配者》を倒し、この地上を《闇》の支配から守るために……どうかお主の力をワシらに貸しては貰えぬじゃろうか?」
 だが、それに対するシェルザードの答えは、清々しいまでにキッパリとしたものだった。
〈えーイヤですよ、そんなの。お断りします〉

(次回、第六章最終回!)

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